top of page
  • 執筆者の写真おだぽひ

結婚に纏わるあれこれ『ロードオブザマリッジリング』

どうも


『大事な時にいつも家にいないね』


誕生日にまた地方に行ったオダです。


4月5日に誕生日を迎えたんですが、演出部仕事で熊本へ旅立ちました。妻ちゃんに上記の言葉を言われてギャフンってなりました。


元旦も婚姻届けの日も去年の妻ちゃんの誕生日も仕事。プロポーズしたクリスマスイブの日もなんだったら仕事になりかけたんですが、頭を下げてなんとか回避しました。


この仕事を恨んでしまう瞬間ですね。


ただ、妻ちゃんは「そういう仕事でしょ?私も土日祝日関係ないから一緒じゃん。」と言ってくれてるので有難いです。

まぁ、毎日がスペシャルな気持ちで接していますから大丈夫・・・と思いたい。



このオラム、実は妻ちゃんも数少ない読者の一人です。結婚に纏わるあれこれを書きたくなったなぁとどうしようかなと相談した時に、「自分のブログで書けば?」と言ってくれたのも妻ちゃんです。前回の婚姻届けの下りの会話を見て


「文字で改めて見ると、私、かなりヒドイ女だねぇー!」


と爆笑しながら言ってました。


私「書いて良かった?大丈夫?」

妻「面白いから良いんじゃない?だけど、この(違う話の部分)下りは本筋と離れてるからいらないんじゃない今回は」


と添削までしてくれる始末。




と再びなりました。ただ、私は妻ちゃんの客観的な視点や感覚・発想を私は凄く信頼しています。

ある時私が卵のことを


「ゴータマ・シッダールタ」


って言うと


「ブッダ?!」


って返したり、私がボーっとしてると


「みーとぅるばいしてるよ(沖縄の方言でボーっとしてるという意味らしい)」


って良く分からない方言をぶちかましてきたので


「何?テルミーワイ?」


って返すと


「いやバックストリートボーイズじゃねぇわ」


って100点のツッコミをしてくれます。



ゴータマ・シッダールタに関しては結構色んな所で言ってるんですが、「ブッダ?!」と返してくれたのは妻ちゃんだけです。

これが結婚の決め手になったのは言わずもがなでしょう。




さてさてまた駄文を書くと添削が入りそうなので前回の続きでいよいよ結婚指輪を見に行く話をしようかと思います。


とりあえず買うか買わないかはさておき一回どんなものがあるか見てみようとなりました。


年末の慌ただしい人混みを搔い潜り、最初に行ったのは


Tiffany&co



人生初でございます。あのブルーの店に入る時がやってくるとは思いませんでした。


私「まさか、季節は流れてここに来ることになるとはな・・・。Steady&Co.」

妻「緊張してるん?調子悪い?」


と、小ボケに駄目だしをくらい、しょんぼりしながら妻ちゃんの後について入店。


入るやいなや店員さんがやってくる。


「ちょっくらブラっと入ってみたんですよ」


なんて言わせない雰囲気。なんだったらもう買わないといけない気さえしてくる笑顔。


恐るべし宝石店!!


とワナワナしてる私をしり目に妻ちゃんが「結婚指輪を探しにきました」とあっさり答える。

「おめとうございます!ではこちらへ案内しますね。」と一階のフロアの奥にある扉へ案内する。

エレベータに乗せられて、2階へ。謎のカードキーをかざし部屋へ入ると、そこは結婚指輪だけのフロア。

怯える私。


私「(小声で)ねぇ。もう逃げられないよこれ。」

妻「スパイじゃないんだから。」


店員さんが「こちらへどうぞ」と案内する。ショーケースにはいくつもの素敵な指輪達。


そして戦いの火蓋は静かに切って落とされた。


妻ちゃんがあれこれと選び出す。それを見て俺が感想を言ってる間に、店員さんは何気なく商品をショーケースから取り出す。気が付いたら三つくらい並んでた。

それならまだしも店員さんは


「これ、実は私もしてるんです。個性的ですけど本当に素敵ですよね。」


と見せてきた。


う、嘘だろ。選んだ指輪の三つのうち二つもしてるじゃないか。


こいつ、シャアか!




お店は青なくせに!!と敗北感が襲う。


がこんな時に頼りになるのが妻ちゃん。話を聞きつつ、自分達に合う形を冷静に探す。年を取った時のつけてる感じや金属の特徴、デザインの感じ等。


しかし妻ちゃんは色々見てるが、どれもしっくりは来ていない感じがした。私は勇気を出して「他のも見てみるかい?」と切り出した。


流石一級の宝石店の接客は素晴らしく、「そうですね。むしろもっと色々な所を見て悩んで下さい。」と笑顔で答えてくれた。ご丁寧に名刺やら選んだ商品の値段やサイズもメモしてくれて渡してくれた。


お店を後にする。


その後、伊勢丹にも行った。一階は宝石フロアで幸せそうなカップルが大勢いた。以前の私なら



と暴れ回る所だったが、すれ違うカップルにおめでとうと言いたくなるくらいだ。幸せとは人を変えるものだ。

何店舗か妻ちゃんの見たいブランドを見たがやはりしっくりこない様子なので、この日は購入せずに帰宅。


次の日。大晦日。二人でもう一度見に行こうと再び伊勢丹へ。


昼過ぎくらいに着き、昨日見た店とは違う店へ。

この店での妻ちゃんは少しテンションが高かった。どうやら見てみたい指輪があったみたいだった。それを試しにはめてた時の顔が今までと違った見えた。


その後も2店舗くらい見て回る。すると、まもなく閉店コールが。

年末とコロナの影響でいつもより早い時間の閉店になっていた。


閉店まで残り10分。別に今日買わなくても良いんだが、私はなんとなく妻ちゃんの中では決まっている気がしていた。店の片隅で会議。


私「どうしようか?閉店するけど。」

妻「うーん・・・」

私「予算とか気にしなくて良いからさ、これって物にしようよ。一生つけるんだし。」

妻「実はずっと憧れのやつがあってさ・・・。それがやっぱり見たら良くて・・・」

私「よし!じゃあそれにしよう!!」

妻「え?いいの?」

私「憧れなんでしょ?夢かなうじゃん!やったね!!」

妻「・・・うん!ありがとう!!」


という訳で、閉店残り5分くらいで今日最初に見たブランドのカウンターへ飛び込む。片付けをしていた店員さんは笑顔で迎えてくれた。


購入手続きをしてる時の妻ちゃんの嬉しそうな顔は一生忘れないと思う。



そして、伊勢丹には我々しかいない中購入し、何故かその付近にいた店員さん全員に見送られた。


二人で「なかなかスリリングだったねー!!」なんて笑いながら帰宅し、気取る事もない我が家で指輪をはめ合った。



指輪をはめて


私「いやー!指輪だねぇ!なんか結婚した実感が出てきたよ!!」

妻「まだ届け出してないから結婚してねぇけどな。」


と返してきた。


ギャフン!!さっきの笑顔よ!!


そんな感じのロードオブマリッジリングでした。



次回、妻ちゃん一人で婚姻届けを出すの巻!!



ではまた。

閲覧数:128回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page