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  • 執筆者の写真おだぽひ

コロナ奮闘記1『コロナ強襲~結婚一周年なんすけど』

どうも


織田です。



一部でご存じの方もいるでしょうが、我が家にあのコロナがやってきました。今現在は二人とも容体は安定していて、隔離生活にうんざりし始めています。妻は隔離が間もなく開けます。

本当は結婚して一周年経ったので二人の出会いを書く予定でしたし、なんだったらほぼ書き終わっていましたが


実際はコロナで二人がヘロヘロの中、結婚一周年を迎えたんです。


なので予定を変更してコロナ奮闘記に変えました。


結婚一周年なのに、コロナに二人ともかかちまったんです。



マジでどういう事?






さて。





2022年1月12日


いつも通りの日。朝から謎にアマゾンから『ワイドハイターEX』が3つ届き、妻ちゃんが間違って定期便にしていたことが発覚する所から始まる。今思えば、この時すでにフラグは立っていた。




汚れなどをディープクレンジング。




貴様らはもう汚染が開始されていると。早くディープクレンジングしないと大変な事になるぞと。





がそんな事に誰が気づくだろうか。


しばらくして、妻から


『職場で一人コロナが出た』


とラインが来た。マジかと焦るが、妻は濃厚接触者には当たらないそうだった。妻ちゃん自身も、絶対マスクを外して近距離で会話する事はなく、食事休憩は一人の事が多いから大丈夫だとの事だ。

一瞬、焦るが一先ず安心。


仕事が終わり、二人でいつも通りご飯を食べながら


「コロナ怖いなー。職場大丈夫?」


としっかりとフラグを立てる。


妻は明日、一応PCR検査を池袋に受けにいくとのことだった。


まぁ大丈夫でしょう!


と就寝。




2022年1月13日


私は普通に仕事へ行く。妻は、午前中、職場に少し行きPCR検査を受けに行く。


昼過ぎに、PCR検査終了と美味しそうなランチ画像が送られてくる。ほほえましく見ながらも仕事をする。


夕方


妻から38度が表示された画像と共に


「悪寒と咳が止まらない。」


と連絡が入る。一先ず、着込んでコタツではなく布団で休むように指示。ソワソワしながら仕事をし、終わったら急いで飛び出し、閉店1分前の薬局でギリギリ薬を購入し帰宅。


帰宅すると、妻は思っていた以上に状態が悪かった。布団に縮こまり苦しんでいた。細かい描写は省くが、相当やばかった。


帰宅直後だったので、マスクをしながら病床環境を整える。買ってきたゼリーを食べさせ、胃に何か入れてから買ってきた市販薬を妻にぶち込んだ。


妻は苦しそうに


「こ、コロナだ・・・」


と唸った。


私も頭に過ったが、何故かこの時は


「コロナと思った時点でコロナ!思ったら負けだ!病は気から!すぐに良くなるさ!」


と分かりやすいフラグを立てる。が、念には念を押して、マスク付けながらで看病する。市販薬の『ノーシン』で頭痛と発熱が収まり 、その日はゆっくり寝てもらう為にと寝室を分けて、私はコタツで寝る。

『ノーシン』はマジで最高の薬だ。覚えておいて損はない。



2022年1月14日


起きたら身体が疲れていた。そんなことあるかいと思ったがコタツで寝たからと納得する。この時点で私の腰は大ダメージを負う。


妻は薬を飲めば落ち着くようだった。が、切れた途端


「ウゥゥゥゥゥ!」


と苦しむ。一時は39度にもなり焦る。


ゼリーをぶち込み、薬を飲ませる。そして妻の職場仲間から連絡が入った。



「コロナ陽性」



あぁこれは・・・・。今日本で一番恐怖に陥れる5文字ではないだろうか。二人とも覚悟する。が、妻の結果はまだだった。その日は、一つ顔を出す予定だった現場があったが、連絡を入れて休みを頂く。


そして諸々、買い出しをする。食材、飲み物等々。なぜか一番、苦労した買い出しが漫画の新刊だった。

住んでる街が意外に本屋がなく、あったとしてもこじんまりして置いてなかったりして、4軒目で漸く見つけた。




本屋が無くなってきている・・・・。街から本屋が無くなる・・・!




とここではどうでも良い郷愁のようなものに襲われる。


妻に漫画を渡すと、喜んでくれた。容体は熱は少し引いて良くはなりつつあったが、咳が酷かった。寝室から、苦しそうな咳を聞いて何も出来ない事にソワソワしつづける。


そして夕方頃、寝室から妻が


「ようせいだぃ!」


との声が上がる。



私も確認しに行く。何度も何度もPCR検査を受けてる私だが、初めて見る



「陽性」



の文字が最初は認識できなかった。挙句


「陽性じゃん。よか・・・ってないな。あれ?どっち?」



と混乱する。ほぼ警戒レベルマックスであったが、警戒レベルを振り切りマックス


『自宅内完全隔離徹底消毒』


という我が家で領域展開をする。





そして混乱しながら私も各所に連絡。出来れば私もPCR検査を至急受けて欲しいと言われ、探す。


がなかなかない。恐らくこんな私みたいな状態が日本中で起きてるんだなと実感。


なんとか見つけ、飯田橋へ。多分、こんな飛び込みのPCR検査ばかりをやってるからだろうか、受付の人の対応がロボットみたいで、質問に対しても


「紙にお書きください」


としか言ってくれなかった。震える。

部屋に案内されると、カーテンから医者がサッと現れ、


「鼻に綿棒入れますから、少し痛みますよー」


って言いながらすでに鼻に綿棒を突っ込まれ、いきなりすぎて


「うごぉぉぉぉぉぉ!」


と唸り、涙を流す。目を開けるとすでに誰もおらず


「それでは結果をお待ちください・・・」


の声だけ聞こえた。何やらデスゲームが始まった気分だった。




濃厚接触者だからビクビクして申し訳ない気持ちで移動していたので、1時間くらいの外出でドッと疲れる。


妻ちゃんに雑炊を作り、薬をぶち込む。


そんな看病の中、私は、パニックの中で連絡したことによる粗相が発覚し怒られ、かなり凹む。何故こんな時に怒られるのかと泣きながらリビングに客人用布団を敷いて寝る。


妻ちゃんの容体はまだ安定せず、真夜中に吐き気を催し、同じ家にいながら妻ちゃんから電話がなる。マスクを二重にして、看病。前の投薬から数時間空いてるので、薬が切れたようだ。

何とか薬を飲ます。しばらく寝室から咳が聞こえ、こんな近いのに何も出来ない自分を情けなく感じ、コロナをただただ呪う。




2022年1月15日


お昼前に目が覚める。掛け布団一枚ということもあり、縮こまって寝ていたようで身体がガチガチのバキバキになる。体が少し怠い気がするが、寝床のせいだと思い込む。


妻ちゃんは漸く容体が落ち着いてきて、熱もあがっても37度台になる。咳は相変わらずだが、インスタで子供動画を見れるくらい元気になってきた。


同じ家にいながらラインで会話し、マスクをし、妻は移動する際はアルコールスプレーを持ち、触ったり通った所を消毒し、私も消毒しまわった。妻はとにかく謝り続けた。私は


「ごめんは禁止!何も悪いことしてないんだから!ありがとうにしていこう」


とスローガンを立てる。



こんな生活をまだ一週間以上続けなきゃいけないのか・・・・・



とお互い絶望的になる。なんとかリビングから声援だけ飛ばす。ラインで


「ありがとう。でもテンション無理に上げんな。」


と窘められる。


この日くらいから私も少し咳が出始める。徐々に私にもコロナが忍び寄っていたが、PCR検査で陰性の連絡がきたので、感染してないと思い込む。



2022年1月16日


結婚して一年経つ。


本来なら、散髪に行き、妻と久々にデートをして、夜は二人が大好きなお店に行って少し贅沢をしてお祝いする予定だった。喧嘩も無く、仲良く一年幸せに過ごせてこれからも宜しくとなる日だった。


が、全てキャンセル。妻ちゃんは


「私がコロナにかかったから・・・。ごめんね、ごめんね。」


と謝られる。大丈夫さ。落ち着いたらお祝いしようと慰めるが、コロナなのでこれらはLINEでやり取り。抱きしめる事も出来ない。


こんなことあるかよ・・・!クソっ!なんでだ!妻ちゃんは悪くないのにずっと謝っちゃうし。コロナは身体も精神も蝕んできやがる!!


とコロナの怖さはここだと強く思う。だが、妻の容体は安定して熱はもうでなくなっていた。


が、私に微熱が出る。


まさか・・・。


いやいや。自宅隔離とはいえしっかりはやってきたぞ。自信はある。


でも、妻が発症する前は普通に過ごしてたな。オミクロンの感染能力なら絶対感染する距離で話してるし・・・。


いやいやPCRで陰性出てるじゃん。



え・・・。分からない。



えぇい!寝れば治る!!


と眠りにつく。



この時、コロナはもう私に添い寝していたのだった。



次回!!



「織田、朦朧とする中、無意識で『今夜が山田』と返信し怒られる」



に続く!!

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