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オラムNo.1『タイミング』

  • おだぽひ
  • 2018年2月17日
  • 読了時間: 5分

はいどうも。とりあえず週1は更新したいと言ったもんで初めの一歩は成功。

ということで、タイミングの話。

東京に来て3年くらいたつ。で、ここ3年でタイミングというか、これは後付けなんだけど、現状を見て、

あぁタイミングで生きてんなぁ

と常々思うわけです。明らかに東京に来るには遅い年齢でこっちに来たわけでして。正直いうと夢や希望があったわけでも(少しはあったけど)、凄いツテがあったわけでもない。正直いうと行って3年何もなければ辞めようと思っていました。というか辞める為に来たところもある。が、何とか

売れかけてる一歩手前のスタートラインには立てそうな気がしている

という訳の分からない位置にいる。まぁつまりは売れる気配はないが忙しいぞって事。

東京に来て、モヤモヤした中受けた野田地図のオーディションが奇跡的に受かったのも良いタイミングだったと今振り返って思う。とりあえずオーディション受けてた毎日で、自己紹介と特技、でちょっとテキスト読んでみたいな感じで、周りは若いしくじけそうになっていて、その時ちょっと出してもらった芝居もなかなか合わなくて、で、年齢も名前も関係ない、身体一つでの勝負のオーディションはオーディションではなくワークショップのようで、楽しかった記憶がある。帰り道一人で叫んだ。

その後、たまたま江古田のガールズに共通の知り合いがいたから参加してみたら、同世代で今までとは違う会話のエンターテイメントで刺激を受けた。

で、そんな縁で去年は入団もしたし、野田地図で知り合った人たちと泥棒対策ライトで共演できた。

江古田に入団できたのも、とあるオーディションを落ち、パル子の激情のオーディションを受けて、そこで誘われたからだ。そのおかげで、去年は入って間もないが、江古田で多くの公演に参加出来た。あの時オーディションが受かっていたらこうはなっていなかっただろう。

落ちたから泥棒対策ライトに演出助手でつくことも出来、それが今年の『夕暮れメトロノーム』に繋がった。受かっていたら多分恐らくこの両方はなかったと思う。

で、どっちがどうってわけでもないが、振り返ると

落ちるタイミングだったんだなぁ

と思うわけです。当然受かっていたらまたそこでの縁はあるだろうけど、少なくとも江古田のガールズには入ってなかったし、去年、あんなに多くの初めましてもなかった。

20歳で京都のニットキャップシアターに入れたのも劇団と自分のタイミングがあったわけで、劇団の方向転換のタイミングに、まだ演劇が分からない始めたての頃に身体表現って世界を知り、興味を持ったのも良いタイミングだったと思う。劇団の公演と少年王者舘が被って、少年王者舘をとったのも今思えば良いタイミングで、それが2年後東京でお世話になっている丸山さんとの出会いに繋がる。東京に若くしてきていたらこうはなってないだろうし、一年早くても遅くてもこうはなってなかったと思う。

遡っていけばキリはないけど、人にはその時々のタイミングがある。辛いまま終わる事があるだろうけど、良い時があった時、後付けかもしれないけどここに繋がるのかぁと思い、ならそういうタイミングだったんだろうなと感じる。

違う方向、選択肢なんて沢山あるだろうし、最善ではないかもしれないが、東京に来て3年でここまで忙しく芝居をさしてもらっているこの自分のタイミングを信じていきたいなと思う。

そのタイミングを一個一個やってくしかない。

って真面目な話。わりかしこういうタイミングは自分にはあるのかなぁと思う反面、全くタイミングをもってない(タイミングが悪い)と思う事がある。

それは人と話す時だ。空気を読めないとかではなく、私は何故か、自分に話を振られた時に不意に遮られる事が多い。

例えば大人数の飲み会。偉い人や凄い人がいて、話を聞くだけに徹していて、

あぁ、ちょっと話したいなぁ

と思っていて、漸く振られて、

よし!

っと思ったら注文の品が良く来る(笑)

後、誰かがグラス落としたり、途中合流の人が来たりする。違う人が、振ってくれた人に遠くから話しかけたりすることもある。会話を超えるトピックスが起きる。それで、私の会話は

「あの・・・」

で終わることが多い。

電車の中だと、電車来たり降りる駅に着いたりする。

帰り道、いつも悔し涙を流す(笑)

そういうのでは凄くタイミングが良い人とかを見て羨ましく思う。飲みの席ではタイミングが悪すぎて厨房を疑う時すらある。

織田が話そうとしてるぞー!!注文の品を持っていけー!!

ってやられてんじゃねぇかなって思う。

ってなもんで、そういうチャンスは逃してきている。タイミングが無さすぎる。これは努力では何ともならない。トレーニングでも何ともならない。事前に居酒屋と打ち合わせるしかない。

でもここにもこうなる必然は自分にあるかもしれない。いや無いと思いたい。

ただ、タイミングってのは偶然ではなく必然的なものだと思う。何かがどうかなって今があるわけだし。だから、その一個一個をしっかり考えて、だからどうするのかを考えていきたい。

今生ビールを頼むタイミングなのかってのを。

な。

違うよな。

まぁ、つまりは人と人なんてタイミングなんですわな。出会いも別れもそのタイミング。あの時出会ってたから今あるのもあるだろうし、別れたから離れたから出会うタイミングもある。タイミングが合わなければ一生繋がらないかもしれないし、逆に今はそういうタイミングではないのかもしれない。

一喜一憂よりも、次へ繋がるタイミングへと変えるのが大切って思う訳です。

ってなもんで今回はこの辺で。こんな感じで多分真面目な事半分、ふざけた事半分のコラムにしていこうと思う。

ではまた。


 
 
 

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